DIYは楽しい。
自分で工夫して、何かを作れば
好みのものを安く入手できる。
しかし陰茎をカスタムするのは
慎重にしたほうがよい。
「こんなん俺でも作れるわ」
とお金をケチって自作に走らないこと。
失敗したときの被害が大きい。
ペットボトルによるしめつけ事故
マンガ『稲中卓球部』では、
ペニスを異物に挿入するシーンがある。
前野は理科室でフラスコに挿入した。
井沢はペットボトルに挿入した。
「はめられてはめちまった!」
気持ちはすごく分かる。
共感をよぶ名セリフである。
サイズの目測を誤ると事故が発生する。
挿入は、本能。
男子はこんなことをこっそりやっている。
論文でも「こっそり挿入」の事故が報告されている。
・ペットボトルが抜けなくなった。
(小林ほか「ペットボトルによる陰茎絞扼症」泌尿器科紀要2010/1)
・ナットが抜けなくなった。
(後藤ほか「解除に難渋した陰茎絞扼症の1例」泌尿器科紀要2015/4)
・輪ゴムを巻きっぱなしにして壊死した。
一般に、硬いものより
柔らかいもののほうが被害が大きい。
ペットボトルやナットよりも
輪ゴムや糸に用心すべきだ。
巻き付けたまま放置してしまい、
いつのまにか亀頭が壊死する。
そんな事故は余りに情けない。
悔やんでも悔やみきれない。
輪ゴムは絶対に使わない
とくに輪ゴムは陰茎に危険である。
安価ですぐ手に入るからといって
ペニスに巻いてはいけない。
輪ゴムが危険である理由
1,細いため、圧が集中する。
2,扱いが容易なため、巻きすぎになりやすい。
3,軽いため、つけていることを忘れる。
手軽に効果をあげながら、事故を起こさない
という調整はなかなか難しい。
やはり市販されている器具は
その点で考え抜かれている。
もし事故が起こったら
それは製造者・販売者の責任になるからだ。
その商品は馬鹿らしいほど簡単で
割高に思えるかもしれない。
しかし試行錯誤を重ね、
ようやく達した結果の形状なのだ。
シンプルに見えるものほど奥が深い。
包茎矯正器具を自作する際は
よく考えていただきたい。
金をケチらないほうがいいこともある。