「かっちゃん」こと高須克也先生は
美容外科医界のパイオニアかつ重鎮である。
包茎手術もさんざんやってきた。
最盛期には1日に300件もこなしたこともある。
そんな高須先生からみて理想のペニスはどんなものか?
「かっちゃん」の回答はシンプルだ。
短くて、皮がかぶっているほど良くて、早漏なやつほど生き残る。
人類がサバンナで暮らしていた頃は
「短小」「包茎」「早漏」こそが
生存競争に有利だったというのだ。
1,大きいより小さいほうがいい
2,むけているよりかぶっているほうがいい
3,遅いより早いほうがいい
高須先生はそれぞれ理由を挙げて解説されている。
1,大きいより小さいほうがいい ー 短小
野生で暮らすことを考えたら、
普段から大きく露出していたら、
それだけ傷つける可能性が高くなるでしょう。
その通りだ。
ふだんはコンパクトに収納しておき
必要なときに必要な長さだけ伸ばして
使用するのが機能的だ。
2,むけているよりかぶっている方がいい ー 包茎
同じ理由で、包茎のほうが亀頭が傷つきにくい。
包皮が保護カバーになって
事故や攻撃から亀頭を守ってくれるのだ。
その証拠に他の哺乳類は包茎である。
3,遅いより早いほうがいい ー 早漏
敵がたくさんいるジャングルなんかだったら、
いつ捕食者に襲われるかわからない。
できるだけ早くパパパッと交尾を済ませたほうが、
生き延びる確率は上がるんだよ。
性行為に時間をかけるのは好ましくない。
無防備な状態になっているからだ。
素早く確実に妊娠させることが重要。
その課程を、時間をかけて楽しむのは
後づけの、倒錯した快楽とも言える。
人類は進化しすぎたのだ。
高須先生の持論
太くて長いやつはなかなか生き残れない。
でも、数が少ないからこそ、
価値があるっていうことでもあるんだろうね。
言ってみれば、宝石と同じだよ。
美容整形という行為そのものが
文化的な、精神的な要素が強い。
目が大きい方が美人かもしれないが、
砂やホコリに弱い。
鼻が高いほうがかっこいいかもしれないが、
ぶつける可能性があがる。
スリムよりふっくらしているほうが健康的。
栄養が充分にとれている状態だ
しかし現代でそんなことは言っていられない。
人類は文明を発達させ、集団で暮らすようになった。
社会を円滑にまわすために人間関係を張り巡らせた。
その過程で色んなものに意味をつけていったのだ。
スリムで
目が大きくて
鼻が高くて
胸だけ大きい
そんな美人は世の中に明らかにちやほやされる。
性格だって変わってくる。
人生に天と地ほどの差が出る。
「美しさ」は不合理なものかもしれないが
手術で入手できるんだったら安いものだ。
男性の包茎手術も同じだ。