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包茎手術

高須院長の経営方針

更新日:

「かっちゃん」こと高須克也院長は怒っている。
デートの最中も怒りが収まらない。

他のクリニックが美容手術を安売りすることに怒っているのだ。
安売り競争は「かっちゃん」の哲学に反する。

高須クリニックのコマーシャル

「美容外科手術は高価なものだと
日本中に認識させたワシの努力を
このバカヤローどもがぁっ」

高須クリニックのテレビコマーシャルは意味不明。
しかしあらためて眺めると
美容外科のセレブ感を視聴者に訴えるために
考え抜かれた内容だった。

サングラスをかけたかっちゃんが
ヘリコプターに乗って高層ビルに向かう。
かっちゃんは法服のようなものをまとって
アラブの富豪的な人たちと談笑する。
(テロップ)「自分を楽しんでいますか?」
サングラスをはずす高須院長。
「イエス。高須クリニック!」

高須クリニックのコマーシャルは啓蒙だったのだ。
美容外科は高価なものだよとアピールしていた。
登場するアイテムはすべて
「セレブ感」を出すために選ばれていた。

料金が高いことによるメリット

「潤沢な資金が現場のモラルと技術向上に何より大切なんだよ」
「低賃金は人間を貶め国家を滅ぼすんだよ」

劣悪な条件のもとでは誇りをもって働き続けることができない。
「衣食足りて礼節を知る」
品質の高い仕事には高い報酬を払う。
最新の設備を購入し、勉強できる体制を整える。
経営者が利益のみを追求し、
責任感と向上心をスタッフに丸投げすると、
地獄が出来上がる。
責任感のないやつ、サボるやつが得をする会社だ。
最終的にはサービスが低下し、お客様へ害を及ぼす。

成長から成熟のステージへ

「薄利多売が儲かってたのは昔」
「今はパイの取り合いの客の数が減ってんの」
「全企業がせーので値上げするのが一番いい」
「しかし昭和の会社」
「身体に染み付いた、値上げ客離れコワイ体質はよくわかる」

かつては高須院長もがむしゃらに働いた。
1日300人の包茎手術をしたこともある。
レーザーメスで人を焼くにおいがビルに充満し
火災報知機が作動し、苦情が出た。
日本全体が成長期だった。
市場が急速に拡大したのだ。
成長期にはたくさんのサービスを提供することが急務だ。

現在の日本は状況が変わってしまった。
人口増加が止まり、美容手術もいきわたった。
包茎手術も同様だ。
もはや競争は不毛になった。
「共有地の悲劇」というやつだ。
資源が限られている時に、
自分の利益のみを追いかけると
業界全体が荒廃する。

日本の会社が直面している問題に
美容業界も直面しているのだ。

どうしても包茎手術するなら、どのクリニックがいいのか

 「週刊鳥頭ニュースvol.485」週刊新潮3/14号より



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